慈光学園とは
設立以来60年以上、地域に根差して歩み続け、高齢者介護、障害者支援、子育て支援の3分野で、地域の福祉を担っています。
ともに生き、ともに楽しみ、ともに泣き、人の世に貢献したい。
(社会福祉法人 慈光学園 設立趣意書より)
社会福祉法人慈光学園は、昭和29年に万蔵院第73代住職である中川祐俊が、お寺の境内で障害のある子どもたちと暮らし始めたのが設立のきっかけです。 以来、老若男女、障害のある方もない方も、すべての人たちが、一緒に笑顔で過ごせる社会づくりを目指しています! 本部施設は敷地約3万坪。豊かな自然に囲まれています。障害施設はフェンスがなく、みなさんのびのびと過ごしています。
沿革
昭和33年 | 知的障害児施設「慈光学園」認可(現在の「慈光良児園」) |
昭和35年 | 「社会福祉法人 慈光学園」認可 |
昭和41年 | 「さしま保育園」開設 |
昭和45年 | 知的障害者更生施設「慈光青年寮」開設 |
平成元年 | 知的障害者福祉ホーム「慈光ホーム」開設 |
平成8年 | 知的障害者グループホーム「慈光ホーム」開設 |
平成12年 | 居宅介護支援事業のため「慈光地域支援センター」開設 |
平成18年 | 認知症高齢者グループホーム「北向内荘」、デイサービスセンター「北向内」開設(現在休止中) |
平成22年 | 障害者就業・生活支援センター「慈光倶楽部」開設 |
令和2年 | 「特別養護老人ホームさしまの家」開設 |
設立について
設立のきっかけ・・・ 万蔵院第73代住職中川祐俊僧正の次男が日本脳炎に罹り、 半身不随に。また脳に障害を負い知的障がいとなる。
治せるものならと思って、あちこちの病院へ行きました。でもどうにもならず、今度はどこかで預かってもらおうと思い、施設を探しまわったのです。ところが、どこに行っても預かってもらえなかった。狭き門というより、いま考えると施設がなかったんですね。こんなことなら、いっそ、こっちがあずかるほうに回ろと考えるようになったんです。泣きながら暮らすのも一生だし、この子を持ったおかげといって暮らすのも一生だ、と思って。同じように困っている人の子どもを預かることはできないものかと。
(当時の思いを著作「生ありて」から抜粋)